マンスリーメッセージ バックナンバー
  調和について

地球のエネルギーは愛と調和しかなく、今、私たちは、調和の方向へ向けて世の中が進んでいます。調和することでないと発展性がありません。
では、果たしてこの「調和する」ということはいったいどういうことなのでしょうか。

自分の中の調和(バランス)とは何だろう?

自分と他人と調和をとるとはどういうことだろう?

人間と動物や植物、その他の生命たちとの調和とはどういうことだろう?

地球上での調和とはどういうことだろう?

様々な視点からの調和があります。

広辞苑を引くと「調和とは」、うまくつり合い、全体が整っていること、いくつかのものが矛盾なく互いにほどよいこと。と書いてあります。

私たちは、日頃から調和を取ろうとか、調和が大事とか、調和という言葉を良く使いますが、果たしてその調和という意味を深く考えたことがあるでしょうか?どのように調和ということを捉えているのでしょうか?

調和、協調するということに対して、誰かが我慢しなければ調和はできないと思っている人も多いのではないでしょうか。調和するためには、誰かが我慢して犠牲になる。しかし、そうではありません。全ての人が誰かに合わせて同じものになることではありません。そうしようとすると我慢や犠牲を強いられ、自分の質を抑えて、ただ誰かに合わせるということになります。ある人はいいかもしれませんが、それ以外の人は幸せではありません。
これでは、矛盾なく互いにつり合っているとは言えません。
すべての人(物)にとって良い状態で矛盾なく生かしあっているというのが調和するということでしょう。(良いということも人の概念によって変わりますが、この場合、損得勘定から見た都合が良いということではありません)

個々それぞれに特質があり、役割があります。その役割を認め合い、生かし合うことで、全体が整う、いくつもの違うものが程よくつり合うのです。

違う役割のものが自分の本来の役割をちゃんと発揮するからこそ、全体が一つのものとして成り立つ。こうやって地球は調和という状態を常に保っています。

例えば、本来の自然農法では、大自然の調和、共生により作物が育ちます。自然界のそれぞれの役割が作物を育ててくれるのです。多様な微生物に植物(野菜・木)は育てられています。人間のすることはその環境を用意することです。人間が野菜を育てているというのは思い上がりで、それが返って調和を壊し、正常な作物を育たなくしています。

土の中にいる菌根菌は、作物に着き、土の中でネットワークを広げていきます。作物の根と、菌類は、共生関係にあります。したがって、作物も、菌類も、どちらも、相手がなくては生きられない相互関係があります。

菌糸を伸ばして、遠くからミネラルや水分などを運んできて作物に渡します。その場所に水が少なければ遠い場所から水を運んでくれます。そのネットワークはどんどん広範囲に広がっていきます。しかし、農薬を撒いてしまえば、その菌根菌は死んでしまい、肥料をあげれば腐敗しやすくなり、本来の役割、共生環境がなくなってしまいます。

そして、虫は、窒素過多の腐敗しやすい健康ではない作物を食べるという役割を持っています。虫はアルカリ性であるため、窒素過多ではない健康な作物を食べません。食べると生きられないからです。生きるためには健康ではない作物を食べます。ですから、本来、虫が食べる作物は、注意!という信号です。健康な作物は人間が食べる食物ですから、虫は人間が食べない作物を食べ共生するのです。そして、人間はそれを見て作物の異常に気がつくことができるのです。健康な作物ができる環境になるように改善し整え、また次に向かう。

大自然には、生命が生きるためのしくみがあります。それぞれが役割を持っており、無駄なものなどありません。そうして調和しているのです。

人間の思いが、自然の意思と一致したとき、自然は人間にすべてを与えてくれます。これが人間と自然が調和するということです。互いが生かされ共生し、発展する方向に進んで行くことです。

人間も本来の自分の質、役割を生かしあうことで調和を取るのです。違うものが集まって全体となる。ですから、本来の自分というものを精一杯発揮しなければいけません。そして、違う役割を認め合い、生かしあう。同じになる必要もなく否定することもありません。

自分自身の調和、人間同士の調和、植物や生命たちとの調和、地球と人類の調和、様々な視点から調和するということを考えてみて下さい。

人間は、様々な生命のことを探索し成り立ちを学び、考えることができる生き物です。それぞれの役割や全体のしくみを捉え智恵とすることができます。それぞれの生命から全体を知り、宇宙の生態系や法則を知り、どのようなしくみで私たちが生かされているのかを探索することができます。

宇宙のしくみ、地球の中で、それをどう捉え、考えるかで人類や生命にとって発展性のあるものにするかどうかは変わってきます。
これに真摯に向かうことは、我々人類として、すばらしく意義のあるチャレンジであり、人間が味わうことができる大いなる醍醐味であります。

by 杉本 貴子


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