杉本貴子から皆様に贈るバイウィークリーメッセージ バックナンバー
  2009年3月5日のメッセージ  

 今日は啓蟄、虫たちも春を感じて土の中から顔を出す時期となりました。
私は、昨日20年ぶりにレ・ミゼラブルというミュージカルを観てきました。大好きなミュージカルであらためてまた感動しました。

ビクトル・ユゴー原作の19世紀のフランスを舞台にしたお話ですが、この今の時代にまた共通するものを感じ、不況、不安定、ストレス、闇の中とか言われる今、人々が触れると良い作品だなぁと思いました。

ジャン・バルジャンという主人公が一切れのパンを盗み19年ものきつい牢獄生活をし、仮釈放されるのですが、世間の冷たい扱い、極悪人というレッテルを貼られた中で、想い描いていた自由とは名ばかりの荒んだ日々を送る中、心はまた闇から深い闇へ。でも、司教の大きな愛によって闇から光へ向かって生きる決意をし、バルジャンの名を捨て逃亡者となるのですが、多くの貧しい人々を助け市長にまでなり聖者として生きていきます。

しかし、長年に渡りバルジャンを捕えようと追い続けてきた警官からバルジャンと間違えられて捉えられた人物を裁くと聞き、真実を打ち明けるべきか葛藤し告白します。このまま黙って生きても心は地獄の闇になると。

光に向かって自分の真実に従って生きたジャン・バルジャンの最期は、愛する者に看取られて心安らかに穏やかな光に包まれて天に召されます。

バルジャンの人生は、大きな愛に出会い自分の人生を変える選択を自分でし、自分の中の真実と信念を持って貫くことにより、自分で心の平穏を、幸せを得るとこができました。つらい体験は多かったけれど、心の闇から光へ、愛に満ちた人生は一番幸せであると私は思うのです。

 人間が作った法律、それを忠実に守り裁くために追い続けた警官。
 一度の過ちで後世まで受け入れてもらえなくなる社会を作った人間たち。
 貧富、格差社会が生み出す心の闇、革命、信仰・・・。
19世紀のフランスの背景ですが、今の時代と共通するところが多くあります。

何が正義で何が真実なのでしょう。大事にしなければならないものは何でしょうか。心の闇は過ちや罪を招きます。小さなものから大きなものまで。その過ちを規則や罰だけで裁いてもその闇は消えません。闇はまた次の闇を生む。闇を生み出さないことが大切なのです。
心の闇を。いつの時代も根底に流れている原因は同じ。

自分の心の闇を大きくしないよう、人に闇を作らせないようにコミュニケーションをとる。そんなちょっとした心の向け方、思いやりは人の心に光を灯します。その光は偉大な力となり人を変えるほど、革命を起こすほどの力となります。その積み重ねが大切なのです。あきらめず信じてやり続ける。その強さは偉大です。人は変われます。自分の選択で。

心の光を目指して、自分がそうすると選択し、自分と光を信じて自分の中の真実を貫いていく。一人ひとりが、何が真実で真理であるかを見極めて生きることが、新しい時代を、この21世紀を切り開いていくことになるのではないでしょうか。

私はそう生きたいと強く思います。

時代は今、変わりつつあります。常識、価値観、コミュニケーションのとり方・・・、全てが真理に基づいた真実、質でなければ成り立たない時代へと。

あなたはどう選択して生きていきますか?

(いろいろな場面で感じることがたくさんあり、違う角度からの視点などもお話できたらと思いましたが、すごい量になるので今日はだいぶはしょりました。このミュージカルはいいですよ。歌と音楽でより強いバイブレーションを受け取ることができ、魂に響きますからこういう舞台を通して観てみるのは手っ取り早くて良いのでは?自分の魂の声を聴いてみてください。3月29日まで中日劇場で上演してますから良かったら観てみてくださいね。)

by 杉本 貴子


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